• 胃痛とは
• 胃痛の症状
• 胃痛の原因
• 胃痛を伴う病気
• 胃痛の検査方法
• 胃カメラ検査の特徴
• 胃カメラ検査の流れ
• 胃痛に関するご相談
  
  

胃痛とは

胃痛は、胃の部位に感じる痛みや不快感を指し、胃の内壁やその周囲に発生した何らかの異常が原因となることが多い症状です。

胃痛は鋭い痛みから鈍い痛みまで多様であり、その程度や発生するタイミングによって原因が異なります。特に食後や空腹時、または精神的なストレスが影響を与えたときに現れることが多いと言われています。

胃痛は、単なる消化不良や胃の調子が悪いだけではなく、より深刻な消化器疾患や内臓疾患の兆候として現れることもあります。

また胃痛は、健康に大きな影響を与える可能性があり、日常生活の質を低下させることもあります。

特に胃痛が頻繁に発生したり、強度が増したりする場合、消化器の病気の可能性が高いため、早期に適切な対応が必要です。

胃痛が一時的でなく長期間続く場合には、放置せずに専門的な診察を受けるようにしましょう。

【胃痛の診察予約】

胃痛の症状

胃痛の症状は非常に多様であり、その種類や発生時期、痛みの強さによって異なります。そのため胃痛の原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。

胃痛による鈍い痛み

食後や空腹時に感じる鈍い胃の痛みは、消化不良や胃酸過多、胃の運動機能が低下していることが原因と言われています。

鈍い痛みは、胃の内壁に圧迫感や重さを感じることが多く、長時間続くことがあります。

また鈍い痛みは、胃が過度に働かされているサインであり、胃の内臓が過剰な負担を受けている場合に多く発生すると言われています。

胃痛による鋭い痛み

胃痛による鋭い痛みは急性胃炎や胃潰瘍、消化器に深刻な障害が発生している場合がございます。

鋭い痛みは、食事後や飲み物を摂取した際に急激に強くなり、数分から数時間で消えることもありますが、痛みが強烈で耐え難いくらい痛むこともあります。

このような鋭い痛みは、胃酸が内壁を傷つけることによって引き起こされることが多いため、放置することなく適切な処置が必要となります。

胃痛に伴う膨満感（腹部膨張感）

食後に胃が膨れるような感覚やガスがたまる不快感を伴う膨満感は、消化不良や食べ過ぎ、胃の運動機能の低下によって引き起こされます。

この膨満感は、食事後に特に強く感じることが多く、食事を取った後の不快感が長時間続くこともあります。

胃痛による腹部膨満感は、ガスの溜まりや消化の不調を示しており、慢性化する前に生活習慣の見直しが必要となります。

胃痛に伴う吐き気および嘔吐

胃痛に伴って吐き気や嘔吐を感じることがあります。

胃痛による吐き気や嘔吐は、胃の運動がうまく機能していないことや胃酸が過剰に分泌されること、または胃の内壁に炎症が生じていることが原因と言われています。

また吐き気や嘔吐は、さらに胃痛を悪化させ、食事が取れなくなる場合もあります。

胃痛に伴う胸焼け（逆流性食道炎）

胃酸が食道に逆流して胸焼けを引き起こすことがあります。これは、胃酸が食道を刺激して炎症を引き起こすため、胸部に焼けるような痛みや不快感が生じます。

逆流性食道炎の症状は食後に悪化することが多く、横になると症状が強くなることがあります。この状態が続くと食道がダメージを受け、慢性的な胃痛を引き起こすことがあります。

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胃痛の原因

胃痛の原因は非常に多岐にわたり、生活習慣の乱れや精神的なストレス、さらには消化器疾患によって引き起こされることが多いと言われています。

胃炎

胃炎は、胃の内壁に炎症が生じることによって発生します。急性胃炎は食べ過ぎやアルコール、刺激物の摂取、過度のストレスなどによって引き起こされ、鈍い胃の痛みや腹部膨満感を感じることが多い病気です。

慢性胃炎は、長期間にわたって胃が炎症を起こしている状態で、食事やストレスによって症状が悪化することがあります。慢性胃炎は、放置すると胃潰瘍や胃癌のリスクを高めるとも言われています。

胃潰瘍

胃潰瘍は、胃の内壁が傷つき、潰瘍ができることで胃に激しい痛みを引き起こします。胃酸が潰瘍部分を刺激することによって、特に食事後や空腹時に強い痛みを感じると言われています。

胃潰瘍は放置すると出血を伴うことがあり、早期に治療しないと合併症を引き起こす可能性が高まります。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流して食道の内壁に炎症を引き起こし、胸焼けや胃痛を生じます。

これは食道下部の括約筋が緩んでいることや胃酸の過剰分泌が原因であり、特に食後に症状が悪化し、横になるとより強く症状を感じると言われています。

逆流性食道炎は治療しないと、食道がんなどの重篤な疾患を引き起こす可能性もあります。

ヘリコバクター・ピロリ菌感染

ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃に感染して胃炎や胃潰瘍を引き起こす細菌です。感染が続くと、胃の内壁に炎症が生じ、胃に痛みや不快感が発生します。

ピロリ菌感染は抗生物質で治療可能であり、早期に発見して治療することで症状の悪化を防ぐことができます。

胃酸過多(胃酸の過剰分泌)

胃酸が過剰に分泌されることにより、胃の内壁が刺激されて胃に痛みが生じます。

過度なストレスや不規則な食生活、辛い食べ物やアルコールが原因となり、胃酸の分泌が増加します。この状態が続くと胃炎や胃潰瘍を引き起こすことがあります。

精神的なストレス

精神的なストレスや不安、過度の緊張が胃酸の分泌を増加させ、胃の内壁を刺激して胃に痛みを引き起こすことがあります。

ストレスは胃の運動機能を乱し、消化不良や膨満感、さらには胃痛を引き起こす原因と言われています。

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胃痛を伴う病気

胃癌

胃癌は、胃の内壁にがん細胞が発生する病気です。

初期段階では自覚症状がほとんどないことが多く、進行するにつれて食欲不振や体重減少、または胃痛が現れることがあります。胃癌は重症化すると、死のリスクが高まる病気です。

しかし胃癌は早期に発見されれば根治できると言われています。そのため、定期的な胃カメラ検査を受けることが重要となります。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、胃に明確な異常がないにも関わらず、消化不良や胃の不快感が長期間続く病気となります。

過剰なストレスや不規則な食生活が影響し、胃痛などの症状が悪化することがあります。慢性化すると日常生活に支障をきたすことがあるため、生活習慣の見直しが必要となります。

胃痛の検査方法

胃痛の原因を明確にするためには、胃カメラ検査が必要となります。

胃カメラ検査

胃カメラ検査は、内視鏡（カメラ付きの細長い管）を使って、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察する検査です。

胃カメラ検査を通じて、胃の粘膜や食道、十二指腸の状態をリアルタイムで確認することができ、病変や異常を早期に発見するのに非常に有効となります。

胃カメラ検査を受けることで胸やけに対する適切な治療を受けることができます。

【胃カメラ検査とは】

胃カメラ検査の特徴

当院では、患者さんの負担を軽減するため、さまざまな工夫を行っています。

①経験豊富な医師による胃カメラ検査
当院では年間2,000件以上の胃カメラ検査を実施しております。患者様に安心して胃カメラ検査を受けて頂けるようにひとり一人に最適な検査を実施させていただきます。

②吐き気の少ない検査
風邪をひいたときの診察で、舌の奥をヘラみたいなもので押されて「オエッ」となりそうな経験をしたことがあると思います。これを咽頭反射（いんとうはんしゃ）といいますが、口から内視鏡を入れる場合は、多少なりともこうした咽頭反射が起こります。

ところが、鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を受けることができます。

③負担を抑えた短時間の胃カメラ検査
胃カメラ検査自体の時間は5〜10分程度で終了します。検査後の休憩時間を含めても、40分~1時間ほどで終了となります。

④経鼻内視鏡検査
当院では鼻からの胃カメラ検査を実施しております。鼻から内視鏡を挿入することで嘔吐反射が少なく、楽に検査を受けていただけます

➄細いカメラの使用
鼻から行うカメラのスコープは極細径スコープで、太さはわずか5.0-6.0mmで、今までの口から行う内視鏡スコープのおよそ半分の先端径による『経鼻内視鏡』です。更に鼻の中の屈曲に適したしなやかさがあり、無理なく検査を行うことができます。

また、鼻からの挿入が困難で、口からの検査に変更した場合でも、従来の胃カメラより細いため、検査による苦痛がかなり軽減されます。

⑥検査中に会話ができる胃カメラ検査
口から内視鏡を入れると、口がふさがってしまうために検査中は話ができません。

しかし、鼻から入れる場合は口を自由に動かせますので、検査をしている医師と「痛くありませんか？」「はい、大丈夫です」というような会話ができます。

気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。

➆身体にやさしい検査
鼻からの内視鏡では、薬を鼻腔（びくう）へスプレーをして鼻を通りやすくし、また局部麻酔を行いますが、鼻の中に注射するようなことはありません。麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく、検査終了後30-60分で水を飲んだり食事をしたり、車を運転することもできます。

⑧眠ってできる胃カメラ検査
胃カメラ検査中の不快感を軽減するために、鎮静剤の使用が可能となります。意識がぼんやりとした状態で検査を受けることができるため、リラックスして検査を受けられます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

【胃カメラ検査のご相談】

胃カメラ検査の流れ

①検査前の問診：症状や既往歴、現在服用中のお薬について確認いたします。

②鎮静剤の選択：希望に応じて鎮静剤の使用が可能です。

③検査の実施：経鼻または経口で内視鏡を挿入し、胃や食道、十二指腸の粘膜を観察します。

④検査後の説明：検査結果について医師から説明いたします。また、必要に応じて治療方針についてもご相談いただけます。

御帰宅：検査後の休憩時間を経て、問題なければお帰りいただけます。

胃痛に関するご相談

胃痛の原因や症状は非常に多岐にわたります。そのため胃痛が長期化する前に、早期に診断を受け、適切な治療を行うことが重要となります。

胃痛が頻繁に発生したり、強い胃痛がある場合には、早期に専門診察を受けることで、症状の進行を防ぐことができます。

当院では、経験豊富な医師による胃痛に関するご相談を実施しております。ホームページまたはお電話にて診察のご予約が可能となります。

些細な症状でも北海道札幌市中央区北７条西５丁目７−６ 札幌北スカイビル 4階にあるさっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。（電話：011-700-1110）

【胃痛の診察予約】