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便潜血検査で陽性、原因は?痔?大腸がんの可能性は・・?

便潜血検査で陽性、原因は?痔?大腸がんの可能性は・・?
投稿日
2022.10.31
更新日
2023.10.05

便潜血検査とは

便潜血検査とは、便をスティックで採取し、便に血液が含まれているかどうかを判断する検査のことで、いわゆる「検便」のことを指します。
便潜血の読み方は「べんせんけつ」です。

便潜血の原因、陽性の原因

陽性の場合、大腸がん、ポリープ、潰瘍などが疑われる

正常な場合は便に血液が混ざることはありません。大腸がんや何らかの影響で大腸から出血が発生している場合に便に血液が混ざり、便潜血検査で陽性になります。

何も症状のない人の中から、大腸がんの可能性がある人を抽出することができるこの検査は、検診事業としてはかなり有効な手段だと思います。

陽性の場合に考えられる疾患としては、大腸がん、ポリープ、潰瘍などがあります。便潜血陽性の結果が出た場合は大腸内視鏡検査を受けていただくことを心からおすすめいたします。

痔の場合にも陽性になる?

まれに痔の場合にも陽性と出る場合がありますが、検査して何ごともなければそれに越したことはありません。便潜血陽性だったのは痔のせいだとお決めにならずに、検査することをおすすめします。

陽性でも内視鏡をしたら異常なしのこともある?

便潜血検査で陽性だった、だから自分は大腸がんなのでは・・・?と思う方も多いかもしれません。

結論からいうと、大腸がんの可能性がありますし、異常なしの可能性もあります。実際に便潜血陽性で大腸内視鏡検査にいらっしゃった患者様から「大腸内視鏡を受けようか悩んだが、受けて何事もない結果で本当に良かった。大腸内視鏡を受けなかったらずっと不安の中で生活していかなければならないところだった」とメールをいただいたことがありました。

1回目陽性で2回目陰性の場合

「2回目が陰性だったから大丈夫だろう。」この判断も大変危険です。

1回でも陽性(便に血が混じっている)わけなので、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるべきだと考えます。

便潜血が陰性でもがんがあることも

逆に、便潜血検査が2回とも陰性だったからといって、大腸がんである可能性がゼロ、ということにもなりません。がん発見のための診療行為としては大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けてください。

30代も40代も50代も60代も・・年代は関係ありません

年齢が何歳であっても、便潜血検査で陽性でしたら、大腸がんの確率が高いです。大腸内視鏡をうけていただきたいです。

便潜血検査で陰性でも、40歳になったら、一度検査をしてみると良いでしょう。

あなたのためにも、あなたを大切に思う人のためにも。

札幌にお住まいで便潜血検査で陽性だった方へ

札幌市にお住まいの方で便潜血検査で陽性だった方、「がんかもしれない・・・」と大変ご不安な状態かと思います。

ただ、大腸がんは他の消化器がんに比べて進行が遅く、早期に発見できれば治る確率が非常に高いがんです。

不安なまま放置してしまうと、その間に進行してしまうかもしれません。

きっかけがあった今、大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けてください。異常なしなら悩みも吹き飛びます。もし異常があっても早期発見できたのであれば治療に専念するのみです。

私たちさっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックは、「あのとき大腸内視鏡検査をしていればよかった・・」と後悔する方をなくしたい、そして大腸がんで亡くなる方をゼロにしたい、と強く願い、日々、大腸内視鏡検査を行っております。

 

まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

近間 威彦
近間 威彦
ちかま たけひこ

さっぽろ駅前内科・内視鏡クリニック院長。内視鏡による胃や大腸の検査・治療を得意とし、これまで携わってきた長年の診療経験から、大腸がんが原因で亡くなる方を減らしたいと常日頃から技術の向上と情報発信に努めている。

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