



当院では内視鏡技術を磨き続けて20年以上の内視鏡医がアニサキス症に対する治療や検査を実施しております。患者様の状態にあわせて適切なアニサキス症の治療方法をご提案させていただきます。
アニサキス症以外でも、胃カメラ検査・胃内視鏡検査・ピロリ菌・胃もたれ・胸やけ・逆流性食道炎などでお悩みの方は札幌市北区にあるさっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。
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アニサキス症は、サバやイカ、サケ、カツオなどの生魚や加熱が不十分な魚介類に寄生する「アニサキス」という寄生虫が人の消化管に入り、感染することで起こる病気です。
感染すると主に胃や腸に炎症を引き起こし、強い腹痛や吐き気、嘔吐などの症状が現れます。
感染後、数時間から十数時間以内に症状が急に出ることが多く、夜間や休日に発症することも少なくありません。
日本では刺身や寿司、しめ鯖、イカそうめんなど生食文化が根強いため、近年も報告例が多く見られます。感染予防には、十分な加熱や冷凍処理が有効であり、日常的な食習慣の見直しが重要となります。
また、軽症で自然に症状が治まる場合もありますが、胃や腸に寄生している場合は医療機関での迅速な対応が症状の軽減や合併症防止となります。
典型的な症状は突然の激しい腹痛で、特に胃の上部やみぞおちに強い痛みが出ることが多いです。
痛みは食後数時間で急に起こることが多く、痛みの種類は刺すような鋭い痛みや、圧迫されるような鈍痛などさまざまです。
さらに、吐き気や嘔吐、腹部の張り感、下痢、まれに発熱を伴うこともあります。
痛みの強さや出現部位は、寄生虫が胃にいるか腸にいるかによって異なり、腸に寄生した場合は下腹部や右下腹部に痛みが出ることがあります。
症状が似ている病気として食中毒や急性胃腸炎もあるため、症状だけで自己判断するのは危険です。
生魚を食べた後に急な腹痛や吐き気が出た場合は、早めに医療機関を受診することが重要となります。
アニサキス症は、生の魚や加熱が不十分な魚介類を食べることによって感染します。
寄生虫は魚の筋肉や内臓に潜んでおり、十分な加熱や冷凍処理を行わないと人の消化管に入り、症状を引き起こします。
特にサバ、イカ、サケ、カツオなどは感染率が高いと知られており、刺身やしめ鯖、イカの刺身などでの感染が多く報告されています。
また、調理過程での内臓の取り扱いや衛生管理が不十分だと、感染リスクが高まることがあります。
予防のためには、家庭や飲食店で魚を扱う際には十分な加熱や冷凍処理を行い、生食の際は信頼できる業者の魚を選ぶことが大切です。
軽症の場合、体内でアニサキスが死ぬことで症状が自然に軽快することもあります。
しかし、症状が強い場合や胃や腸に寄生している場合は、自然治癒を待つのは危険です。
放置すると、痛みが長引くことに加えて、腸に炎症や潰瘍が生じる場合があります。
そのため、症状が出た場合は自己判断せずに速やかに医療機関で診察を受け、必要に応じて胃内視鏡による除去や適切な治療を受けることが推奨されます。
アニサキス症の診断は、症状の発現時間や食事履歴、腹痛の特徴などをもとに行われます。
胃に寄生している場合は、胃カメラ(上部内視鏡)でアニサキスを直接確認でき、同時に除去することも可能です。
腸に寄生している場合は、CT検査や超音波検査、血液検査などを組み合わせて診断することがあります。
診断が早ければ早いほど、症状の悪化を防ぐことができ、合併症のリスクも減らすことができます。
特に生魚を食べた直後に突然の腹痛が出た場合は、症状の軽重に関わらず速やかに医療機関を受診することが重要です。
胃に寄生している場合は、胃内視鏡検査でアニサキスを直接取り除くことが最も効果的といわれています。
除去後は痛みが急速に軽減することが多く、入院せずに治療が完了するケースもあります。
治療方針は症状の程度や寄生部位によって異なるため、自己判断せず医師の診察を受けることが不可欠となります。
症状の早期改善と合併症予防のため、適切な治療を受けることが重要です。
はい、アニサキス症は再感染する可能性があります。感染源は生の魚介類であるため、同じ食習慣を続けると再度感染することがあります。
予防のためには、生魚を食べる際に十分な加熱や冷凍処理を行うことが最も効果的となります。
また、リスクの高い魚を食べる際は、信頼できる鮮魚店や飲食店を選ぶことが大切です。再感染を防ぐためには、食事の管理や調理方法の工夫、衛生的な取り扱いが欠かせません。
妊娠中の生魚の摂取は避けることが推奨されます。アニサキス症だけでなく、細菌性食中毒や他の寄生虫感染のリスクもあるため、加熱済みの魚や冷凍処理済みの魚を選ぶことが安全です。
特に妊娠初期は感染による発熱や激しい腹痛が母体や胎児に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
妊娠中は安全を第一に考え、加熱処理された魚を中心とした食事に切り替えることが推奨されます。
アニサキス症を防ぐには、生魚を安全に食べる工夫が重要です。魚を中心温度60℃以上で数分加熱するか、−20℃で24時間以上冷凍することで寄生虫は死滅します。
特にサバ、イカ、サケ、カツオなど感染リスクの高い魚を食べる際は、十分な処理が必要となります。また、信頼できる鮮魚店や寿司店で購入することも予防につながります。
家庭で魚を扱う場合は、内臓の処理を丁寧に行い、刺身や寿司を作る際には衛生管理にも注意することが重要です。これにより、アニサキスの感染リスクを大幅に減らすことが可能です。
はい、強い腹痛や吐き気がある場合は、自己判断せず速やかに医療機関を受診してください。
特に生魚を食べた直後に症状が出た場合は、アニサキス症の可能性が高いです。早期に診断・処置を行うことで、痛みを早く軽減できるだけでなく、重篤な合併症を防ぐことも可能です。
夜間や休日であっても、症状が強い場合は救急外来を利用することが推奨されます。
当院では内視鏡技術を磨き続けて20年以上の内視鏡医がアニサキス症に対する治療や検査を実施しております。患者様の状態にあわせて適切なアニサキス症の治療方法をご提案させていただきます。
アニサキス症以外でも、胃カメラ検査・胃内視鏡検査・ピロリ菌・胃もたれ・胸やけ・逆流性食道炎などでお悩みの方は札幌市北区にあるさっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。




