

当院では内視鏡技術を磨き続けて20年以上の内視鏡医師が胸焼けの診断および検査を実施しております。患者様の状態にあわせて適切な胸焼けの治療方法をご提案させていただきます。
胸焼け以外でも、胃カメラ検査・胃内視鏡検査・胃もたれ・胃酸の逆流・胃がん・逆流性食道炎・胃潰瘍・ピロリ菌などでお悩みの方は札幌市北区にあるさっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。
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胸やけは、胸の中央部が焼けるように感じる不快な症状で、主に胃の内容物が食道へと逆流することで起こります。
多くの方は「みぞおちから喉にかけて熱くなるような感覚」や、「食後にムカムカする」と表現されます。
胸やけは一時的なこともありますが、頻繁に繰り返す場合は、体のどこかに異常が隠れている可能性があります。
特に食後や横になったとき、満腹時、深夜の間食後などに出やすいのが特徴とも言われています。
胸やけの主な原因は、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流し、食道粘膜を刺激することです。
本来、胃と食道の境目にある「下部食道括約筋」が逆流を防いでいますが、肥満、加齢、妊娠、食べすぎ、飲酒などによりこの筋肉がゆるむと、胃酸が逆流しやすくなります。
また、脂っこい食事やアルコール、カフェインを頻繁に摂取することで胃酸の分泌が増え、胸やけを引き起こすリスクが高まります。
さらにストレスや姿勢の悪さも影響を与えるとされています。
胸やけは単なる不快感だけでなく、さまざまな症状を伴うことがあります。
代表的なのが「呑酸(どんさん)」で、酸っぱい液体や苦味のある内容物が口まで上がってくる感覚が呑さんとなります。
その他にも喉の違和感、慢性的な咳、声のかすれ、胸の痛みや圧迫感を訴える方もいます。
これらは一見、風邪などと間違えられることもありますが、消化器疾患の可能性もあるため注意が必要です。
特に夜間に咳込む、朝起きた時に喉がイガイガするという症状があれば、逆流性疾患が原因かもしれません。
胸やけの原因を特定するには、まず問診で症状の詳細や生活習慣の確認を行います。その後、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)を行う場合がございます。
胃カメラ検査では、食道や胃の粘膜を直接観察できるため、逆流による炎症や潰瘍、腫瘍の有無を詳細に確認できます。
胸やけの治療では、まず胃酸の分泌を抑える薬物療法が行われます。
中でも「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」は高い効果を示し、短期間で症状の改善が見込まれます。その他、「ヒスタミンH2受容体拮抗薬」や、胃酸を中和する制酸薬が処方されることもあります。
また、薬だけでなく生活習慣の見直しも非常に重要となります。例えば、脂っこい食事を控える、食後すぐに横にならない、寝るときは上半身を少し起こして眠るなども検討ください。
当院では、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの胸焼けの治療と生活改善指導を行い、再発を予防するための治療方針をご提案させて頂きます。
胸やけを軽く考えて放置してしまうと、思わぬ健康リスクにつながることがあります。
胸やけの背景にある胃酸の逆流が慢性的に続くと、食道の粘膜が炎症を起こしやすくなり、やがて「食道炎」や「びらん」「潰瘍」などの病変に進行する可能性があります。
炎症が強くなると、食事のたびにしみるような痛みや、食べ物のつかえ感を訴える方もいます。
さらに、慢性的な炎症により「バレット食道」と呼ばれる前がん病変に移行することも知られており、長期的には食道腺がんのリスクが上昇します。
その他、食道の狭窄(きょうさく)や出血、誤嚥性肺炎などの合併症を引き起こすこともあります。
はい、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、胸やけの原因を正確に突き止めるために非常に重要な検査と言われています。
胸やけの背後には、逆流性食道炎をはじめ、胃潰瘍、食道裂孔ヘルニア、さらには初期の食道がんなどが隠れていることがあり、問診だけではそれを見抜くのが難しい場合もあります。
胃カメラでは、食道から胃、十二指腸にかけての粘膜の状態を直接観察でき、炎症の有無、びらんや潰瘍の深さ、出血の有無、腫瘤の有無などを的確に評価できます。
胸焼けの症状が長引いている方や、胸やけが強く出た方はお早めにご相談ください。
胸やけの予防には、日常的な食事の内容やタイミングを見直すことがとても大切です。
脂っこい料理、チョコレート、ミント、アルコール、カフェインを含む飲料(コーヒー、紅茶など)、炭酸飲料、香辛料などは控えるようにしましょう。
これらの食べ物は、胃酸の分泌を促進し、下部食道括約筋の緩みを誘発することで、逆流を起こしやすくすると言われています。
また食事は1回の量を少なめにし、1日3食を規則正しくとることを意識しましょう。
さらに、食後すぐに横になることは避け、できれば食後2~3時間は体を起こしておくことも心掛け、夕食はなるべく就寝の3時間以上前に済ませるようにしましょう。
胸やけの改善には個人差がありますが、症状が軽度の場合には、生活習慣の見直しと薬物療法の併用によって、1〜2週間で大幅に改善する方も多くいらっしゃいます。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)を中心とした治療を行えば、症状の消失までには通常2〜4週間程度が目安とされています。
一方、胸やけの原因となる病気が慢性化している場合や、潰瘍・バレット食道などの合併症がある場合は、治療期間が数ヶ月単位になることもあります。
再発を防ぐには、症状が落ち着いても自己判断で薬を中止せず、医師の指示に従って定期的な診察とフォローアップを受けることが重要となります。
胸やけの治療でよく使用される薬には、主に「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」や「ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)」、「制酸薬」などがあります。
これらの薬は胃酸の分泌を抑えたり、中和したりすることで、食道への刺激を軽減し、胸やけの症状を緩和します。
いずれも広く使われている安全性の高い薬ですが、使用に際しては一定の副作用に注意が必要となります。
副作用はまれではありますが、腹痛、下痢、頭痛、吐き気などの軽い副作用が出る方もいます。
H2ブロッカーでは、稀に肝機能障害や精神症状が報告されるケースもあるため、長期使用や高齢の方は特に慎重な投与が求められます。
当院では内視鏡技術を磨き続けて20年以上の内視鏡医師が胸焼けの診断および検査を実施しております。患者様の状態にあわせて適切な胸焼けの治療方法をご提案させていただきます。
胸焼け以外でも、胃カメラ検査・胃内視鏡検査・胃もたれ・胃酸の逆流・胃がん・逆流性食道炎・胃潰瘍・ピロリ菌などでお悩みの方は札幌市北区にあるさっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。