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内視鏡検査時の鎮静剤使用のメリットとリスクについて

内視鏡検査時の鎮静剤使用のメリットとリスクについて
投稿日
2025.02.26
更新日
2025.04.03

私はがんで亡くなる人を一人でも減らすために、内視鏡検査を専門とするクリニックを開業しました。

当院では内視鏡検査をする際に、患者さんの痛みや苦しさを軽減する取り組みに注力しておりますが、検査を受けたいけれどカメラを入れるのが怖いなど抵抗感が強い方は、鎮静剤を利用して眠っている間に検査をするという方法もあります。

当院で現在使用している鎮静剤はミダゾラムで、効きがよくて切れがいい(目覚めがいい)薬です。こちらを患者さん一人ひとりに合わせた分量で使用します。

できるだけ苦痛を感じたくないと検査自体を避けた結果、密かに病気が進行して症状が出て手遅れになるくらいなら、鎮静剤を使って検査を受けることも検討していただければと思います。

今回は、鎮静剤利用の検査について皆さまからの疑問にお答えいたしますので参考になさってください。

胃カメラの鎮静剤使用のメリットについて

当院の胃内視鏡検査は、えづきにくい経鼻(鼻から入れる)を推奨していますが、嘔吐反射が強い方はそれでもオエッとなって苦しくなることがあります。

検査の緊張感や不安感から普段より敏感になり、えづきやすくなることもありますから、このような場合は鎮静剤を使用すると検査が楽に受けられるというのが最大のメリットです。なお、鎮静剤を使用してもしなくても検査の精度に差はありません。

当院では鎮静剤なしでも嘔吐反射が起こりにくい呼吸方法を患者さんにお伝えし、患者さんの呼吸に合わせて医師が内視鏡をうまく挿入することによって検査の苦痛を軽減するように努めています。

「検査の前は緊張したけれど、鎮静をしなくても平気でした」という方もいらっしゃいます。

大腸カメラの鎮静剤使用のメリットについて

大腸内視鏡検査は、柔らかくて曲がりくねっている大腸の中をカメラ操作しながら観察するので、カメラが腸壁に強くぶつかったり、通過して引っ張られる際に痛みを感じやすくなります。

特に、過去に腹部の手術歴があり腸に癒着が見られる人や、狭いところに腸が折りたたまれている小柄な方は内視鏡が通りにくいため、痛みを感じやすい傾向にあります。

こういった方の場合、過去に内視鏡検査を受けた際にかなり痛い思いをされた経験があり、より不安や緊張が強くなります。

そのような方は鎮静剤利用で眠っている状態にすると、痛みや不安を感じずに検査ができるので、選択肢としてご検討ください。大腸についても、鎮静剤使用で検査の精度に差はありません。

鎮静剤使用のデメリットについて

鎮静剤を使用して検査を行った場合、その日は車やバイク、自転車の運転はNGです。

検査後には目が覚めるまで院内でお休みいただき、目が覚めたら帰宅していただきますが、本人はちゃんと覚醒していると思っても注意力はかなり低下した状態ですので、検査後の運転は控えていただいています。

当クリニックは札幌駅近にあるので、だいたいの方は公共交通機関でいらっしゃいますが、どうしても運転が必要という場合は鎮静剤を使用できませんのでご注意ください。

その他、薬品対するアレルギーがある方や、持病により薬剤の投与に制限がある方、高齢で体力に不安のある方などは鎮静剤を使用できない場合があります。

初診の際にはこれらのことをヒアリングいたしますが、検査について気になることや不安な点がありましたら、遠慮せず医師にお尋ねください。

鎮静剤使用のリスクについて

全身麻酔は呼吸まで止めますが、鎮静はその手前の状態で呼吸が止まる深さにしないようにしています。

しかし、そもそも麻酔というのはなぜ効くのかはっきりわかっていないものなので、専門医師でも経験を重ねてノウハウの蓄積があるから使えている技術です。効き方には個人差もあります。

その麻酔の薬を少量使ってうとうとする状態にもっていくのが鎮静なので、まれなケースですが鎮静によって自発呼吸まで止まってしまったという事例もあります。

もちろん、そのような状態になってしまった場合には気管内挿管で人工呼吸の処置をしますが、絶対に安全とは言えませんので、そのリスクは理解した上で使用の有無についてご自身で判断していただきたいと思います。

鎮静剤利用に対応していない施設もある

当クリニックでは鎮静剤を使用した検査に対応していますが、検査を行っていても鎮静剤使用に対応していない施設があります。

私のように外科の経験がある医師だと全身麻酔の管理ができますが、内科の先生の中には全身麻酔の経験がなく、鎮静剤が効きすぎて呼吸が止まったときの対処が難しいので、鎮静剤利用はしないという施設もあるようです。

また、休憩スペースがない施設の場合も鎮静に対応していなかったり、鎮静ありの検査の受付人数を制限している場合があります。

鎮静なしで検査を予約したのに、検査当日になって「やっぱり鎮静ありでお願いします」ということはできませんので、必ず検査を予約する前にご希望をお聞かせください。

鎮静剤なしの検査を希望する場合の施設の選び方

上記のようなメリット・デメリットやリスクを考えた上で、鎮静なしで検査を受けられる場合は、なるべく苦痛の少ない検査をしてくれる施設を選んだほうが良いでしょう。

胃内視鏡検査の場合は、経口(口から)ではなく経鼻(鼻から)の内視鏡検査に対応している施設を選択する。大腸内視鏡検査の場合は、施設の規模の大小で判断せず苦痛が少ない検査をしてくれそうか、医師の腕や評判についてネットの口コミをチェックする、友人・知人・親戚などの体験を聞くなどがおすすめです。

なお、検査の実績が多くても、患者さんに気を遣ってなければ検査の苦痛が大きい場合もあります。検査数が多い施設だから、または医師の経験年数が長いからという理由だけでは、最適な選び方とは言えませんのでご注意ください。

胃と腸の病気を見つけるためには内視鏡検査が確実

繰り返しますが、病気の早期発見・早期治療を行うためには、検査の苦痛を最小限にして患者さんの抵抗感をなくし、一人でも多くの方に早めの検査を受けていただくことが重要だと考えています。

もっと気軽に内視鏡検査が受けられる世の中になれば、がんで亡くなる人を減らすことができると考えているからです。

胃と腸の病気を見つけるためには、粘膜をカメラで直接見ることができる内視鏡検査が最も確実です。

バリウム検査やCT検査は、内視鏡と比較して精度が低いため、病気の疑いがあれば最終的に内視鏡検査を行うことになりますのでお勧めできません(高齢であるなどで体力がなく、内視鏡検査の負担が大きい方に関しては別の検査を行う場合もありますが)。

私は以前から、検査中にえづいたり、痛がっている患者さんを見るのが辛いと感じておりました。だからこそ、患者さんの体の負担が少ないカメラ挿入の技術を磨こうと研究を重ねてきました。

私どもは「ここのクリニックでなら毎年検査を受けてもいいかな」と思われるように、日々丁寧な検査を心掛けております。

初めは恐怖感があった方も当クリニックの検査なら安心できると信頼していただき、定期検査のためにお越しいただけることが増えており、大変うれしく感じております。

検査の施設選びに迷われている方は、当クリニックへご相談いただけますと幸いです。

この記事を書いた人

近間 威彦
近間 威彦
ちかま たけひこ

がんで亡くなる人をゼロにしたい
早期発見できれば完治できる可能性が高いと言われる胃がん・大腸がん。それなのにがんで亡くなる方が年々増えています。1人でも多くの方に検査を受けていただくことで、がんで亡くなってしまう方を減らせるはず。胃がんや大腸がんで亡くなる方を、本当に・・ゼロにしたいと思っているのです。大腸内視鏡検査で辛い思いをしたことがある人も、初めて検査を受けられる方も安心して当院に来ていただければと思います。まずはどうぞお気軽に、相談だけでもしてみてください。

【所属学会・資格】
● 日本外科学会認定医
● 内痔核4段階注射認定医
● 日本外科学会
● 日本臨床外科学会
● 日本消化器病学会
● 日本大腸肛門病学会
● 日本消化器内視鏡学会
● 日本消化器がん検診学会

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