

私は、胃がん・大腸がんは定期的な内視鏡検査で早期発見・治療をすることで撲滅できると考えています。しかし未だにこれらの病で亡くなる人はとても多いのが現状です。
2024年9月に厚生労働省が公表した「2023年の人口動態統計」によると、がんで亡くなった人の数は約38万人。全死亡数の約24%を占めています。
がんの部位別の死亡数を見ると、男性では1.肺がん、2.大腸がん、3.胃がん、4.膵臓がん、5.肝臓がん の順に多く、女性では1.大腸がん、2.肺がん、3.膵臓がん、4.乳がん、5.胃がん の順に多いという結果です。
早期のがんの場合は自覚症状が出にくいため、定期的な検査を行っていなければ気づきにくいということもあるでしょう。
胃と大腸はカメラを入れれば粘膜を直接観察できますし、早期のがんであれば手術で取り切ることができる部位なだけに、亡くなられた方々はなぜ早期のうちに検査で発見し治療を行えなかったのだろうかと残念に思います。
症状が出てからでは手遅れになりかねませんから、皆さんにはぜひ健康管理のために定期的な内視鏡検査を受けていただきたいです。
当クリニックは、職場の健康診断や人間ドックのために来院される方も多くいらっしゃいます。胃内視鏡検査(胃カメラ)と大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の検査を同日に受けることも可能です。
2つの検査を同時に受ける際のメリットとして、検査施設に行くのが一度で済む点、食事制限など検査のための準備も一回で良い点です。
もし鎮静剤使用を希望される方は、当日の車やバイクの運転ができませんから、そういった制限も一度で済むことになります。
特に社会人の方はお休みも取りにくいでしょうから、1日休みを取ればまとめて検査が終わるというのは非常に助かるはずです。
胃と大腸の内視鏡検査を行う場合は、下記のような流れになります。
まずはメールフォームかお電話で、初診の希望日についてお伝えください。
(初診は予約がなくても受付けておりますが、混み具合によって長時間お待ちいただくことがありますので、事前のご予約をお願いしています)。
来院された際に内視鏡検査について注意事項等を含めご説明し検査日を確定いたします。自覚症状についての問診や、検査の疑問点の解消などもこの時点で行いますので、ご不明な点があれば医師にご質問ください。
検査の3~4日前くらいから繊維質の多い食事は避けて、検査の前日は事前にご案内した時間までに食事を済ませていただきます。
朝・昼・夕ともに消化のよいものを摂っていただくために、当クリニックでは内視鏡検査専用の検査食をお願いしています。内服薬についても予めご説明する通りに指定の量を内服してください。
検査の4時間前より、ご自宅にて腸管洗浄液を飲み始めてください。およそ30分くらいで便意が起こるので便を出し切って、便意が落ち着いたら事前にご予約した時間に来院していただきます。
なお、ご予約の時間より早すぎますと待合室が大変混雑いたしますので、なるべく予約の時間にお越しください(体調が優れず来院時間が遅くなりそうな場合はご連絡ください)。
来院された後、検査着に着替え血圧などを測定し問診いたします。問題なく検査が実施できる場合は、まずは胃内視鏡検査から行います。胃をきれいにする消泡剤を飲んでいただき、のどの表面麻酔をして、検査台に横になっていただきます。
医師が鼻(もしくは口)からカメラを挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します(5~10分程度)。必要な場合は病理検査のための組織採取も行います。
胃内視鏡検査の終了後、そのまま大腸内視鏡検査を行います。医師が肛門よりカメラを挿入し大腸の内側を観察します(10~20分程度)。検査中に大腸にポリープが発見された場合、サイズと場所により当クリニックで切除可能であればその場で切除します。
検査後、少し休憩していただいた後、医師が検査結果をお伝えいたしますので、気になることがあれば何でも質問してください。病理検査を行う場合は、約2週間後に医師から検査結果についてご説明させていただきますので再来院をお願いいたします。
若く体力のある方であれば、基本的には胃と大腸の検査は同日に行って問題ないと思われますが、高齢で検査のストレスを強く感じる方や、糖尿病・心臓病など持病のある方はそれぞれ別の日に行うことをおすすめする場合があります。詳しくはご相談ください。
当クリニックでは胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同時に行っておりますが、このように胃と大腸の検査を同時に行えるのは、専門的な内視鏡技術や設備、適切な休憩スペースなどを有した一部の施設のみです。
他の施設で同時検査を受けたいという場合は、実施可能かを事前にお問い合わせの上、検査予約をなさってください。
胃がん・大腸がんは年齢を重ねると罹りやすくなります。以下のような方はぜひ内視鏡検査をお受けください。
軽い症状だと思っても、重篤な病気が隠れている場合があります。内視鏡検査を行うことでがん以外の疾病も見つけることができ、治療によりより健やかな生活を送れるようになるかもしれません。
ご自身の体で気になることがあれば、無視せずに早めに検査をお受けください。
最近は内視鏡の性能も下剤も進歩しているので、昔よりも苦痛の少ない検査は可能になっているはずです。それでも未だに「内視鏡検査は痛い・苦しい」というイメージは払拭できませんし、実際にそのような体験をされたという声も聞きます。
私は内視鏡挿入時の患者さんの痛みや不快感をできるだけなくすように、20年間、技術の研鑽を重ねてきました。医師の努力次第でもっと検査を楽に受けていただけるはずだと考えているからです。
皆様の口コミのお陰でしょうか、最近では札幌市内のみならず市外や道外からも来院してくださる方も増えており、安心して検査をお任せいただいていることに喜びを感じます。
JR札幌駅から徒歩3分、地下鉄さっぽろ駅から徒歩7分という立地で通いやすいというのもお選びいただいている理由の一つかもしれません。
平日にお仕事されている方も検査を受けやすいよう、土日対応が可能な日もございますので、ご希望の方はお問い合わせください。
また、ご家族や身近な方で検査を一度も受けたことがない、体調が悪いのに病院に行きたがらない、精密検査を受けたがらないという方がいらっしゃいましたら、がんで死なせないために内視鏡検査を受けることを強く勧めていただけるようお願いいたします。
がんで亡くなる人をゼロにしたい
早期発見できれば完治できる可能性が高いと言われる胃がん・大腸がん。それなのにがんで亡くなる方が年々増えています。1人でも多くの方に検査を受けていただくことで、がんで亡くなってしまう方を減らせるはず。胃がんや大腸がんで亡くなる方を、本当に・・ゼロにしたいと思っているのです。大腸内視鏡検査で辛い思いをしたことがある人も、初めて検査を受けられる方も安心して当院に来ていただければと思います。まずはどうぞお気軽に、相談だけでもしてみてください。
【所属学会・資格】
● 日本外科学会認定医
● 内痔核4段階注射認定医
● 日本外科学会
● 日本臨床外科学会
● 日本消化器病学会
● 日本大腸肛門病学会
● 日本消化器内視鏡学会
● 日本消化器がん検診学会